アクリル毛糸にも種類があった。たわしに向く糸、向かない糸。

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かぎ針編み
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安くて軽くて発色が良くて、エコたわしや編みぐるみなどに使われる毛糸。
アクリル毛糸と言われたら、そんなイメージで私は連想します。恐らくそういった印象になられる方は、結構いらっしゃるんじゃないんでしょうか。

もしくは、ごわごわしていて編んでてキシキシする、とか。
ウェアに使うにはちょっと、と仰る方も見かけたことはあります。確かに、一般的なアクリル毛糸ってそうですよね。

でも、そうでもないアクリル毛糸も結構あります。

たとえば以前も紹介した、このスネイル。

スネイル1玉編みきりでぎざぎざストール
11月になりましたね。 さすがにそろそろ朝夕は冷え込み、ひんやりするようになってきました。こういう季節が、いちばん体調を崩しやすいので気を付けたいところです。 そんな季節だからこそ、みなさん編み物がはかどるんじゃないんでしょうか? ...

100%アクリルの毛糸ですが、手触りとしては、ふわっふわしています。
ストールにしてもごわごわしたりはしないし、肌触りも悪くありません。

何が違うんだろう?という、ふとした疑問が湧いたので調べてみました。
調べてみたら結構な違いがあり、アクリルたわしに向く糸と向かない糸がありましたので、たわしを作ろうと思っている方は要注意です。

アクリル毛糸の種類

化学繊維を糸にする際の製法には、

  • 溶融紡糸
  • 乾式紡糸
  • 湿式紡糸

という製法があるようです。

アクリル毛糸に感じる違いは、この製法の違いによるようです。

アクリル繊維の製造法には大きく分けて湿式と乾式の二通りがあり、この内洗浄効果が期待出来るのは湿式アクリルの方のみです。これは洗浄効果の元と考えられるミクロライン(アクリル単繊維に刻まれたミクロの溝)が、湿式アクリルのみに出来る特徴だからです。日本国内の原料メーカーは既に湿式アクリルのみに集約されていますが、世界的にはまだまだ乾式アクリルの方が主流です。

ハマナカ 公式サイトのQ&Aより引用

他社製アクリル毛糸でタワシを作ったが思ったほどの洗浄力が無い・・・|手芸・手あみのQ&A|ハマナカ株式会社

確かに、私がふわふわだと感じるアクリル毛糸は、すべて輸入糸です。
国内産のアクリル毛糸は、どのメーカーさんも100円ショップのものも、しっかりとした手触りで確かにたわしなどを編むのに適した感触になっています。

つまり、湿式と乾式の違いが、私の感じる違いである、ということなのかもしれません。

ただ、紡績の根本的な基礎知識がありませんので、なぜ湿式ならしっかりとした手触りになり、乾式であればふわふわとした手触りになるのかは、私には分かりませんでした(ごめんなさい)。
興味のある方は、日本化学繊維協会さんのサイトにて詳細な説明が掲載されていますので、そちらをご覧になってみてください。

紡糸|日本化学繊維協会(化繊協会)
多方面で活躍する化学繊維の基礎知識。

湿式アクリル毛糸について

国内の原料メーカーは、前出のハマナカさんの回答にありますようにほとんどがこちらの湿式に集約されているそうです。
手触りの違いについては分かりませんが、湿式のアクリル毛糸でなければアクリルたわしの洗浄効果は期待出来ないとのことでもありました。

ハマナカ ボニー 【ページ2】
手芸通販ネットショップ ドリーム

アクリルたわしを編むのであれば、国内メーカーのアクリル毛糸を使用した方が良いということですね。
ダイソーのアクリル毛糸も、東レのセベリス(抗菌・防臭素材)を使用しているということで、たわしには向いているのではないかと思われます。

アクリルたわしを作るなら湿式を使いましょう。

乾式アクリル毛糸について

世界的には乾式アクリル毛糸が主流ということですが、乾式アクリル毛糸はたわし等には向きませんが、輸入糸はカラフルで手触りも良いので身につける小物などには私はこちらの方が好きです。

アクリルはごわごわしていてウェア小物になんて使えない!とお思いの方は、こういった輸入糸を一度手に取ってみられてはいかがでしょう。
全てがそうではありませんが、基本的に大玉でカラフルなものが揃っており、手触りも国内メーカーのものとは全く違うものになっています。但し、洗浄効果はないそうなので、アクリルたわしを作る際には注意が必要です。

まとめ

一概にアクリル糸と言っても、製法によって特徴が異なるのは面白いものですね。
手触りについては明確にこうだということは分かりませんでしたが、唯一確かなのはアクリルたわしには湿式のアクリル糸でなければならないということでした。
アクリルたわしを作る場合はそれに注意しなければならないということですね。

ですが、私は輸入糸のカラフルでふわふわしたアクリル毛糸も大好きです。

用途によって、それぞれ使い分けましょう、ということだと思います。
また、アクリル毛糸のイメージとして持っていた「ゴワゴワしている、ウェアに向かない」というイメージが必ずしも正しいという訳ではないんだということも実感しました。

なぜ湿式だとたわしに向くのか、乾式だとふわふわなるのか、という細かいことについては基礎知識がなさすぎて理解出来ませんでしたが(つらい)、調べてみるのも楽しいものだな、とは思いました。

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