どうもこんにちわ、梅雨を目の前に低気圧による体調不良に怯えるみなみさんです。
気圧の変化って、結構体調にキますよね。普通に生きている程度の変化でもそうだってのに、飽和潜水とかする方々って、ものすごいですよねぇ……。訓練しているとは言え、その訓練だって決して楽なものではないでしょうに。
ところで、本日はみなみさん的コースターの編み図の考え方について記事にしてみようと思います。
オリジナルで何か編んでみたいという人もいらっしゃるかと思いますので、参考になるかどうかは分かりませんが、みなみさんはこんな経緯でオリジナルを編み始めて、こういった手順で作ってます、というものになります。
尚、本記事では実際にパソコンで編み図を作成する過程については除く、ということにしています。
編み図のパソコンでの作成方法については、どんな方法が最適なのか模索中なのです……。
コースターをデザインする際に気をつけていること
オリジナルでコースターをデザインする際にみなみさんが気を付けていることは、以下になります。
- 完成時のサイズが9.0cm~10.0cm程度になるようにする。
- 水滴が垂れることを前提に、中央部に空間が多くならないようにする。
- 洗濯した際などに、アイロンをかけなくてもヨレたりしないようにする。
- 初めてかぎ針編みにチャレンジする人でも、編める難易度にする。
デザインも大切なのですが、何よりも「かぎ針編みを始めたばかりの人が、挫折せずに編み上げる」ことが出来て、なおかつ「自分で作ったものを日常的に使える」ことを目標としています。
そもそもレース糸でコースターをデザインし始めたきっかけが、かぎ針編みを始めた頃にあんまり手軽に編めて後々使えそうな編み図がネット上で見付けられなかったから、ですし。初心者の頃は、張り切って対策に挑戦しても挫折しかねないから、サクッと編めて達成感を味わいたかったんす……えぇ。
実際に編み図を考えてみる
それでは、実際に編み図を考えてみます。
STEP1:完成形の目数を考える
まずは、完成形の目数を考えます。
たとえばお花のコースターの場合、最終的に花びらの枚数が何枚になるかを考えます。
レース糸で編むコースター -セイヨウオダマキの場合は、最終的な花びらの枚数が8枚になっています。
なので、最初の編み始めは8目+くさり1目で始まっています。花びらが6枚の場合には6もしくは6の倍数、5枚の場合には5もしくは5の倍数で始めます。
もちろん、最終的にそうなれば良いだけなので、花びら8枚にしたいときに6目で始めたとしても8で割り切れるような段数と編み図にすることは可能ですが、最初は合わせた方がシンプルでやりやすいと思います。
STEP2:編みたいモチーフに準じて編み広げていく
あとは、編みたいモチーフに準じて、丸くなるように編み広げていくだけです。
ただここで注意したいのが、ヨレと反りです。
かぎ針で編み進めていく場合、段数と目数のバランスが崩れると、編地はヨレたり反ったりします。
ですので、適度な状態になるように編みながらバランスを確認していく必要があります。
これを繰り返して、目的の形や大きさになるように編み広げていけば、オリジナルのコースターの出来上がりになります。
編地がヨレる場合
編地がうねうねと波打ったようにヨレる場合は、段数に対して目数が多い状態です。
対策としては、目数を減らさなければなりません。デザインを見直し、目数を少し減らしましょう。
8枚花びらなどの場合、1つの花びらに繋がる部分で1目程度減らすなどでもだいぶ変わります。
編地が反る場合
編地がくるんと丸まったり、反ったりする場合は、段数に対して目数が少ない状態です。
対策としては、目数を増やす必要があります。こちらの場合は割と楽で、間にくさり編みを1目入れてみるとか、それだけで解消するケースもあります。
編み広げていく編み方について
単純に編み広げていく、といっても様々なデザインになるように模様編みをしたり繋いだりと、簡単なことではありません。
この工程には、自分の中にある模様編みの引き出しがとても大事になります。
この段でこういう模様を入れてみようとか、ここから次に繋げるためにこうしたら良いんじゃないかとか、そういったことを思い付くには、自分の中にそのストックがなければならないからです。
そのためには、たくさんの編み図でいろんな作品を編んでみて自分の中にストックしていくと良いのだと思います。
言うなれば、文章を書くための語彙力を、いろんな作品を読むことで自分の中に蓄えるような感じでしょうか。
まとめ
参考になりそうでならない、みなみさん的コースターの編み図の考え方でした。
でも、これ以上のことって本当にないんですよね。最初に花びらの枚数を決めて、そこから地道に思いついた編み方で編み広げていって、目数の調整をしながら適当な大きさになるまで編む、という。それしか意識していませんし、やっていることはありません。
実際、ひとつの編み図をかためるまでに編むコースターの枚数は、最低でも5枚以上になります。
編みながら、その手順が最適なのか、もっと編みやすい手順はないのか、デザインもこれでいいのか、を考えて繰り返します。
最初の1枚を編み上げるまでには2~30回はほどいて編んでを繰り返していますので、実際にひとつのコースターを編むまでに繰り返している手順は結構なものになるかと思います。
でも、そうやって出来上がったものを眺めるのも好きですし、それが編み図として仕上がった達成感も好きですし、何よりもご覧になってくださった皆さんが実際に編んでくださっているのをTwitterなどで発見したときの充足感は、何にも代えがたいものがあります。
コースター以外の編み図も……と偶には思わなくもないのですが、しばらくはこの小さな枠組みでどんなものが作れるのか、試し続けてみようかな、と思っています。
自動で編み図を作成してくれるようなソフトができれば、もっとペースは上がるんでしょうけどもw